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お釈迦さま32 六師外道
お釈迦さまは、事火外道のウルヴェーラ・カッサパ、ナディ・カッサパ、ガヤー・カッサパ、俗に言う三迦葉(さんかしょう)を弟子にした後、マガダ国の中心部、ラージャグリハ(現在のラジギル)に向かわれたそうです。
余談ですが、当時は六師外道と呼ばれる指導者が活躍していました。重ね重ねお伝えしますが、外道とは、現在のように人の道を踏み外した者をさす言葉ではなく、仏教から見た、仏教以外の宗教の事を指します。
六人の有名な外道がおられたので、少し御紹介させていただきます。
アジタ・ケーサカンバリン 唯物論(精神の根源は物質であるという考え)者。人は地水火風の四元素からなると考えた。
パクダ・カッツヤーヤナ アジタの四元素に、苦、楽、命を加えた七要素を唱えた。
プラーナ・カッサパ 善も悪もなく、善果も悪果もないとした。仏教では「邪見」とされる道徳否定論者。 後に仏弟子となった、サーリプッタやマハーモッガラーナ(パーリ語表記)が地獄へ彼を訪ねていったという伝 説がある。
マッカリ・ゴーサーラ アージーヴィカ教。決定論者といわれ、すべては運命で決まっており、努力は無駄と考えた。 お釈迦さまは、彼を最も下等な考え方と批判したという。
サンジャヤ・ベーティラプッタ 懐疑論者。イエス、ノーではなく、とらえがたい論議をする。 仏弟子となる前のサーリプッタとマハーモッガラーナ(パーリ語表記)が師事していた。 お釈迦さまの弟子になるように勧められるもそれを断り、憤怒のあまり血を吐いたとされる。
マハーヴィーラ ジャイナ教の開祖。相対論者。絶対的な神を否定、バラモンを否定するという仏教との共通点も多い。 また、ジャイナ教の定めた五戒の中にアヒンサー(不殺生)があるなど、仏教に近いものを感じる。
次回からは引き続き、ラージャグリハでのお釈迦さまの話をさせていただきます。
22/09/30
22/09/29
22/09/16
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お釈迦さまは、事火外道のウルヴェーラ・カッサパ、ナディ・カッサパ、ガヤー・カッサパ、俗に言う三迦葉(さんかしょう)を弟子にした後、マガダ国の中心部、ラージャグリハ(現在のラジギル)に向かわれたそうです。
余談ですが、当時は六師外道と呼ばれる指導者が活躍していました。重ね重ねお伝えしますが、外道とは、現在のように人の道を踏み外した者をさす言葉ではなく、仏教から見た、仏教以外の宗教の事を指します。
六人の有名な外道がおられたので、少し御紹介させていただきます。
アジタ・ケーサカンバリン
唯物論(精神の根源は物質であるという考え)者。人は地水火風の四元素からなると考えた。
パクダ・カッツヤーヤナ
アジタの四元素に、苦、楽、命を加えた七要素を唱えた。
プラーナ・カッサパ
善も悪もなく、善果も悪果もないとした。仏教では「邪見」とされる道徳否定論者。
後に仏弟子となった、サーリプッタやマハーモッガラーナ(パーリ語表記)が地獄へ彼を訪ねていったという伝
説がある。
マッカリ・ゴーサーラ
アージーヴィカ教。決定論者といわれ、すべては運命で決まっており、努力は無駄と考えた。
お釈迦さまは、彼を最も下等な考え方と批判したという。
サンジャヤ・ベーティラプッタ
懐疑論者。イエス、ノーではなく、とらえがたい論議をする。
仏弟子となる前のサーリプッタとマハーモッガラーナ(パーリ語表記)が師事していた。
お釈迦さまの弟子になるように勧められるもそれを断り、憤怒のあまり血を吐いたとされる。
マハーヴィーラ
ジャイナ教の開祖。相対論者。絶対的な神を否定、バラモンを否定するという仏教との共通点も多い。
また、ジャイナ教の定めた五戒の中にアヒンサー(不殺生)があるなど、仏教に近いものを感じる。
次回からは引き続き、ラージャグリハでのお釈迦さまの話をさせていただきます。