世界はあっけなく変わる

　ちょっとタイトルが気取りすぎでした（笑）悪い意味ではありません。同じものでも考えようで全く変わるなぁ、ということです。

　一眼レフのカメラを買ってからというもの、ちょこちょこ持ち歩いています。とにかく、なんでも写真を撮って勉強したいなぁ、というわけなのですが……。目で見る景色とファインダーを覗いた景色は同じなんですが、やはり違って見えます。極端に言えば、カメラを買う前と買った後では同じ景色も違って見えるわけです。素通りしていた場所が、写真に撮ってみたいな、と思うわけです。

　そう考えると世界は容易に変わっていくものだなぁ、と思います。自分が通っていた小学校の前を通れば、今までは自分だけの記憶で、懐かしいなぁ。ところが、今は同じ学校に娘が通っているので、校庭にいる児童を見ると娘がどこかにいるのではないか、と思えます。運動会を終えた後は、このグランドを全力で走っていたなぁ、と思いますし。もし、同窓生と歩いたら、また違う思いがするのでしょう。

　繰り返しの日が続くと人は退屈し、楽しみがなくなると言いますが、自ら退屈にしている場合もあると思います。少しの違いから、同じものを別の思いで見てみるのも悪くないですよ。