お彼岸にすること④　忍辱

　お彼岸にすること、というテーマでここ数日、記事を書いておりましたが、まことに申し訳ないことではありますが、お彼岸が終わってしまいました。ですが、続きを書くことにいたします。

　六波羅蜜の四つ目は「忍辱」と書いて、「にんにく」と読みます。意味は「耐え忍ぶ」ことです。

　この忍辱ですが、単純に考えますと、普段より我慢をする。という意味になります。お彼岸の折は、いつもより、多く耐える、ということでしょう。

　ですが、いくつかの解釈を見てまいりますと、耐えることは転じて「人を許す」ことである、との考え方もあるそうです。

　この我慢ですが、むやみやたらに耐えて、ストレスをためるのはあまりよくないことですので、ほどほどに、ということと、意味のある我慢をするという考え方も大切かもしれません。