免疫から考えた私の命

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免疫から考えた私の命

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2015/02/25 免疫から考えた私の命

 子どもの頃から、常々不思議に思っていたことがあります。それは、私の命という考え方です。大まかに考えますと、私の体は私の命でできているわけで、私=私の体という考え方でいいと思います。

 

 ところが、細かく考えていきますと、私の体内には数多くの細菌や生物が入り混じり、それぞれの営みをしているわけです。免疫というのもその一つでしょう。私の観点から見れば、免疫は私の体を守る為に機能しているわけですが、免疫細胞から見た場合はどうでしょうか?この私を守る為に戦ってくれているのでしょうか?そう思った方が夢があっていいかもしれませんが、やはり、生物の本能に近い行動であると思います。

 

 また、よく話題になる、腸内の善玉菌、悪玉菌もそうでしょう。それぞれ、自らの本能に根ざした行動をとっていると思います。(細菌に本能などという言葉を使うのも変な話ですが……)

 

 さて、話は大げさになりましたが、花粉症は免疫機能のエラーとされ、過剰反応だとされます。私が花粉だと認識しても、免疫細胞たちはこれを重篤な外敵と考え、攻撃する為、症状が出るわけです。体を守る免疫なんだからしっかりしてくれと、考えなくもありませんが、逆でもあります。本来、私のために、などと考えうる事ができないような小さな命たちが、ある意味偶然の生命活動の中で私の命があるわけです。これも一つのご縁というものだと思います。

 

 浄土真宗で言う他力、とは意味合いが異なりますが「私が生きている」という考え方が実は大きな誤りで「私は生かされている」というのが、正しい考え方のように思えます。やはり、我執「私が、私が」というのは、私の妄執でしかなく、正しい世界の姿を写しておるわけではないのだと、改めて考えさせていただきました。

 

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