仏教の読み方①

　寒い日が続いております。お風邪など、おひきではないでしょうか。私は朝、布団から出るのが非常につらくなってきました（笑）

　さて、早速ですが、次の文字に読み仮名をふってみてください。

①白衣
②西方
③清浄

感じテストのようで恐縮ですが、一般的には、

①白衣（はくい）
②西方（せいほう）
③清浄（せいじょう）

だと思います。ところが、仏教ではこんな読み方をします。

①白衣（はくえ）…………黒い衣の下に着る白い衣の事です。
②西方（さいほう）………極楽浄土のある方向です。
③清浄（しょうじょう）…清らかな様子。浄土とは清浄仏国土（しょうじょうぶっこくど）の略です。

と、少し読み方が異なります。私はこれに慣れているので、漢字の問題は何度か間違えて、納得がいかなかった記憶があります。

余談ですが、大学時代、友人が『仏語辞典』という本を持ち歩いていたので、「仏教勉強するの？」ときいて笑われたのを覚えています。普通は「仏語」といえば「フランス語」ですものねぇ。

さて、上記の読み方の違いは、どうやら、漢字が大陸から入ってきた時の事が関わっているそうです。それは次回に…。