種？

長男が2歳の頃の話です。

姉二人がチョコレートを食べているのを見ていた長男は、自分も欲しいとねだり、二つほど渡しました。

渡したのはいわゆるアーモンドチョコレートで、アーモンドがチョコでコーティングされているものです。

長男は嬉しそうにそれを口に入れて食べ始めましたが、やがて渋い顔をして何かを吐き出します。

チョコがきれいに取れて残ったアーモンドでした。

まだ小さいからアーモンドは苦手かな、と思った矢先長男がこういいます。

「種があった」

そう言ってアーモンドを私に手渡しました。

なるほど、と思いました。確かに我が子が主張するように種に見えます。

アーモンドチョコといえば、アーモンドが主役のような気もするのですが（笑）

物事には様々な見え方があります。感じ方があります。長男から見たアーモンドは邪魔な種にしか見えなかったのでしょう。

その自由な発想に思わず笑ってしまうと共に、様々な物事の見方を学ばせて頂きました。