お釈迦さま27 四諦八正道Ⅰ

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お釈迦さま27 四諦八正道Ⅰ

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2017/06/10 お釈迦さま27 四諦八正道Ⅰ

 お釈迦さまは、五比丘に四諦八正道を説かれたと言われています。四諦八正道とは何か。ざっと説明させていただきます。

 

 諦(たい)とは、あきらめるという字ですが、仏教において、真理を意味します。あきらめも、明らかに見るという意味で、投げ出す、とは違うという話もあります。

 

 四諦とは

 

  苦諦(くたい)
   すべて一切は苦であるということ。

 

  集諦(じったい)
   苦にはその原因が必ずあるということ。

 

  滅諦(めったい)
   苦は滅することができるということ。

 

  道諦(どうたい)
   苦を滅する方法(道)があるということ。

 

こうしてみますと、この四諦は非常に論理だてられたものであると思えます。

 

 まず、生きていくうえで、苦というものがあると提示されます。そして、その上で、一切が苦であるとされたわけです。
 そして、その苦は漠然とあるわけではない。必ず原因となるものがある、と続けられます。
 原因が分かれば、今度はそれを滅することができると明言されます。
 最後に、その方法を説かれているわけです。その方法こそが八正道と呼ばれる八種類の行いです。これは、次回にお話させていただきます。

 

 お釈迦さまは非常に論理だった手法でお説教をされたそうです。理系という説があるぐらいです。まさに、段階を踏みながら進んでいくさまは、論理だてた手法に違いありません。それゆえ、理解も進んだと思われます。

 

 次回は、道諦の中身、八正道についてお話させていただきます。

 

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