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お釈迦さま⑫四門出遊Ⅰ
お釈迦さまのエピソードの中でも非常に有名なのがこの「四門出遊(しもんしゅつゆう)」です。
どのようなエピソードかと申しますと、お釈迦さまはある時、住んでおられたカピラ城の東の門から外へ出ます。そこで、老人を見られます。(=老苦)さらに、南の門から外へ出ると病に伏した方を見られます。(=病苦)そして、西の門から外へ出るとそこには亡くなった人がありました。(=死苦)老病死という人間の根源的な苦を目の当たりにしたお釈迦さまは愕然とされます。 最後に北の門から外へ出ると、そこには修行者(沙門)がおられました。
お釈迦さまはこの、沙門の姿に生きる意味を見出し、いつかは北の門におられた沙門のようになりたい、と決意されます。
これが、「四門出遊」と呼ばれるエピソードで、老病死の苦を乗り越えるためのお釈迦さまの心を表したものになっています。
尚、沙門(しゃもん)というのは、当時のバラモン教のバラモン(司祭)以外の修行者を指します。仏教の僧侶が自らを沙門と名乗るのはそういう理由からです。
次回は、この「四門出遊」を少し掘り下げて考えてみたいと思います。
22/09/30
22/09/29
22/09/16
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お釈迦さまのエピソードの中でも非常に有名なのがこの「四門出遊(しもんしゅつゆう)」です。
どのようなエピソードかと申しますと、お釈迦さまはある時、住んでおられたカピラ城の東の門から外へ出ます。そこで、老人を見られます。(=老苦)さらに、南の門から外へ出ると病に伏した方を見られます。(=病苦)そして、西の門から外へ出るとそこには亡くなった人がありました。(=死苦)老病死という人間の根源的な苦を目の当たりにしたお釈迦さまは愕然とされます。
最後に北の門から外へ出ると、そこには修行者(沙門)がおられました。
お釈迦さまはこの、沙門の姿に生きる意味を見出し、いつかは北の門におられた沙門のようになりたい、と決意されます。
これが、「四門出遊」と呼ばれるエピソードで、老病死の苦を乗り越えるためのお釈迦さまの心を表したものになっています。
尚、沙門(しゃもん)というのは、当時のバラモン教のバラモン(司祭)以外の修行者を指します。仏教の僧侶が自らを沙門と名乗るのはそういう理由からです。
次回は、この「四門出遊」を少し掘り下げて考えてみたいと思います。