お彼岸にすること②布施

　お彼岸にするべき六波羅蜜の一つ目は『布施』になります。

　『布施』というのは、インドの言葉の「ダーナ」の意訳です。ダーナとは、相手に対して利になる事を施すことであるとされます。
さらに、この布施には三種があり、以下の通りです。

・財施
　　お金や衣服などの財産を施すこと。

・法施
　　仏の教えを説くこと。

・無畏施
　　心を痛めている方に寄り添い、その恐怖を取り除くこと。

『布施』と聞くと、神社仏閣にお金を渡すことだけのイメージが強いですが、相手のために利になる事を施すことを指します。
お彼岸のおりは、改めて言葉や心で、施すことも思っていただき、お過ごし頂ければ幸いです。

尚、「旦那」という言葉はこの「ダーナ」の音写になります。「旦那さん」は施しが出来る人を指します。世の旦那さま方、施しをお忘れなきよう（笑）