お彼岸にすること① 六波羅蜜

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お彼岸にすること① 六波羅蜜

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2015/09/20 お彼岸にすること① 六波羅蜜

 本日からお彼岸の入りになります。(20日)
お彼岸とはそもそもどのような行事なのでしょうか。一般的には「お墓参りをする日」というイメージが強いかと思います。

 

 彼岸とはインドのサンスクリット語「パーラミター」(パーラムの訳とも)に由来します。
「パーラミター」は意訳で「到彼岸(とうひがん)」で、音写は「波羅蜜多(はらみった)」といいます。

 

 意味は「彼の岸に到る」というもので、それがそのまま「お彼岸」になりました。彼の岸というのは川の向こう側という意味であり、そこに到るということです。川を渡るというと三途の川で、彼岸は死者の国とよく言われますが、実際は、煩悩の川を越えて悟りをひらくことを指し、元来、死後の世界は関係ありません。

 

 つまりお彼岸は「私が悟りを開くため」に何をすればよいかを考える期間である、ということになります。

 

 浄土真宗ではもっぱら、お念仏を称えることでありますが、仏教では「六波羅蜜」という六つの行いをすることで、悟りがひらけるとされています。

 

 以前にも書いたかもしれませんが、六波羅蜜を一つずつ、紹介してまいります。

 

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