海を渡った言葉①

光明寺

0798-35-2335

〒662-0943 兵庫県西宮市建石町9-20

海を渡った言葉①

昔のブログ

2015/09/05 海を渡った言葉①

 最初にお経の本を開いたとき、皆様はどう思われたでしょうか。
 漢字ばかりでわけが分からない、と思われた方が多いことでしょう。

 

 文字通り、漢字は「漢」の字でございます。細かいことを抜いてざっくりと言いますと中国の字ということになります。その漢字ですが、読み方として、私たちは二つのものを知っています。いわゆる、音読みと訓読みです。

 

 訓読みは漢字に日本固有の読み方を当てたものや、漢字の意味を訳した読みを言います。
 対して音読みは中国大陸の言葉の発音を当てはめたものといわれています。

 

 さてそこで問題です。訓読みは文字の意味や言葉を当てはめたものなので、複数あっても問題はないのですが、なぜ、音読みは複数あるのでしょうか。
 それは、漢字の音読みには、さまざまな地域の音が混ざっているからです。

 

 一般的に「漢音」「呉音」「唐音」という三種類があるそうです。
 ちなみに仏教の読み方は「呉音」が多いとされます。  ②に続きます。

 

TOP