娘が怖がるものは…

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娘が怖がるものは…

昔のブログ

2014/10/16 娘が怖がるものは…

 子どもの頃は、何かと架空の怖いものを引き合いに出して、親から怒られたものです。私の子どもの頃ですと、「もったいないお化け」がその代表格でした。後、なぜか祖母には「ターザンがやってくる」と脅されていた記憶があります。なぜ、ターザンなのか…?ある程度、大きくなるまで、ターザンは悪者だと思っていました。

 

 さて、あまり子どもを脅すのもよくないのでしょうが、うちでもついつい、つかっています。上の娘は最初「オオカミ」でした。絵本を読む妻の迫真の演技が原因だそうです。「オオカミ怖い」といっていましたが、今は「バンパイア」になりました。モンスター映画でお馴染みの血を吸うアレです。偶然、世界地図で遊んでいるとき、ルーマニアを見つけて、吸血鬼の話をしたのが発端でした。

 

 下の娘が恐れているのは「ガオーさん」です。なんのこっちゃ、と思われると思いますが、恐竜の「ティラノサウルス」の事です。偶然、テレビ番組で、ティラノサウルスのCGが登場し、唸り声を上げて襲い掛かる姿が怖かったみたいです。しかしながら、「ティラノサウルス」という言葉が分かるはずもなく、「ガオーさん」になりました。

 

 下の娘はやんちゃで、怖いもの知らずだったのですが、この「ガオーさん」ともう一つ、恐ろしいものがここ数日で増えました。青森の「ナマハゲ」です。あれは、私も怖かった記憶があります。「泣く子はいねぇがーぁ?」そりゃ、アンタをみたら泣くよ!と子ども心に思ったわけですが、下の娘もあの「ナマハゲ」をみてびっくりしていたそうです。しかしながら、「ナマハゲ」も「ガオーさん」らしく、どうやら、「ガオーさんは」怖いものの総称のようです。

 

 さて、私は子どもの頃、一番怖かったのは、上記の「もったいないお化け」でもなく、「ナマハゲ」でもなく、まして「ターザン」でもありません。「地獄」でした。寺の子らしいといわれますが、子どもの頃、読んだ「地獄」という絵本があまりに恐ろしくて、「地獄」と聞くだけで本当に嫌だったのを覚えています。

 

 確かに、怖いですよ。地獄…。

 

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