娘の悔し涙

　上の娘は、ヤマハの音楽教室に月三回、通っています。最初は、リトミックといって音楽に合わせて遊ぶぐらいだったのですが、最近は、レベルが上がってきたようで、ト音記号やら、＃（シャープ）やらが姿を現し、ピアノも、両手を使う簡単な演奏をするそうです。

　さて、妻が体調を崩しましたので、私がはじめて娘に付き添い、ヤマハに向かいました。数人の生徒さんと共にピアノを弾いたり、クイズのような問題に答えたりしていました。

　と、そこで新しい曲の演奏になります。実は、娘は先週休んでいたため、その曲を知らなかったのです。みんなで、何となく弾く練習をしていたのですが、娘は休んでいたせいで分からず、混乱していました。

　そして、弾けずに泣き出したのです。娘は若干神経質なところがあり、パニックになったと私は思い込んでいたので、「大丈夫大丈夫」となだめたのですが、どうやら、皆と同じように弾けなかったのが悔しかったそうです。まぁ、多少のパニックもあったでしょうが（笑）

　泣くほど悔しい。最近はついつい、日々の用務にかまけてそういう気持ちを忘れておりました。やや、全くもって、娘に教えられっぱなしの私であります。

　また、泣く娘をなだめながら、演奏を教えていただいた先生にも御苦労おかけするなぁと、感謝しながらも、上手になだめられる姿に、ただ頷くだけでした（笑）