地獄の記事も、もう少しです。

光明寺

0798-35-2335

〒662-0943 兵庫県西宮市建石町9-20

地獄の記事も、もう少しです。

昔のブログ

2014/06/26 地獄の記事も、もう少しです。

 最近は、“六道”ということで、まず初めの地獄を延々と書いておりますが、あまり楽しくはありません。読まれる方も、もちろん、そうだと思います。お付き合い頂きまして、有難く思います。

 

 楽しくない、というのは語弊があるかもしれませんが、ひたすら、罪人が罰を受ける場面を読み続けるのは、中々、こたえるものがあります。

 

 なぜ、地獄の描写を読んで、嫌な気分になるのだろう。と、考えてみました。確かに、『往生要集』という書物も描写は非常に生々しく、怖気が走るような文章であります。が、それだけではないのです。地獄にいる罪人と私を重ねて読んでしまうからだと思います。

 

 人事でも十分に恐ろしい世界なのに、これが私事となれば、より鮮明な恐怖を覚えます。

 

 地獄に堕ちる理由を見ると、到底私は「自分には地獄など縁のない話である」などという事は出来ません。殺生から始まり、わりと身近な罪が散りばめられています。自分はどこの地獄に堕ちるのだろうか。そんな事を考えますと、恐らく、一番底まで真っ逆さまであることでしょう。

 

 地獄とは、その救われぬ私を気づかせて頂くものかもしれません。

 

さて、後、大焦熱、阿鼻、の二つになりました。お付き合いの程、よろしくお願い致します。

 

TOP