0798-35-2335
〒662-0943 兵庫県西宮市建石町9-20
六道④地獄道“等活”補足
「この地獄の四門のほかに、また十六の眷属の別処あり」 等活地獄には、まだ、16の小地獄と呼ばれる場所があるそうです。
1.屎泥処(しでいしょ) 鹿や鳥を殺したものが行く地獄。硬いくちばしをもつ虫が無数におり、その虫に食べられてしまう。
2.刀輪処(とうりんしょ) 物を貪り、殺生をするものが行く地獄。熱された巨大な鉄の壁に触れて、粉々になったり、刃が雨のように降る地獄。この熱された鉄の壁の熱さを、人間世界の火と比べたら、人間世界の火は雪のようだという。
3.瓮熟処(おうじゅくしょ) 殺生をして煮て食べたものが行く地獄。大きなかめの中で豆のように煮詰められる地獄。
4.多苦処(たくしょ) 縄で人を縛ったり、険しい場所に置き去りにし、人々を悩ませるものが行く地獄。激しく痛む毒に蝕まれる。
5.闇冥処(あんみょうしょ) 羊の鼻と口を塞いで殺したり、亀をかわらで圧し殺したものが行く地獄。闇火(あんか)に焼かれ、強烈な風に体を砕かれる。
6.不喜処(ふきしょ) 鳥獣を声や鼓で脅かし、殺したものが行く地獄。燃えるようなくちばしを持つ鳥や犬、狐に食われる。
7.極苦処(ごくくしょ) 思うままに殺生を行ったものが行く地獄。常に鉄火に焼かれる。
以下は『往生要集』に登場しないので割愛させていただきます。
それにしても、とんでもなく、恐ろしい世界ですね。私の場合、それこそ地獄めぐりをしないといけない気がします…。さて、この怖気の走る地獄道ですが、始まったばかりです。次は黒縄(こくじょう)地獄を書く予定です。
22/09/30
22/09/29
22/09/16
TOP
「この地獄の四門のほかに、また十六の眷属の別処あり」
等活地獄には、まだ、16の小地獄と呼ばれる場所があるそうです。
1.屎泥処(しでいしょ)
鹿や鳥を殺したものが行く地獄。硬いくちばしをもつ虫が無数におり、その虫に食べられてしまう。
2.刀輪処(とうりんしょ)
物を貪り、殺生をするものが行く地獄。熱された巨大な鉄の壁に触れて、粉々になったり、刃が雨のように降る地獄。この熱された鉄の壁の熱さを、人間世界の火と比べたら、人間世界の火は雪のようだという。
3.瓮熟処(おうじゅくしょ)
殺生をして煮て食べたものが行く地獄。大きなかめの中で豆のように煮詰められる地獄。
4.多苦処(たくしょ)
縄で人を縛ったり、険しい場所に置き去りにし、人々を悩ませるものが行く地獄。激しく痛む毒に蝕まれる。
5.闇冥処(あんみょうしょ)
羊の鼻と口を塞いで殺したり、亀をかわらで圧し殺したものが行く地獄。闇火(あんか)に焼かれ、強烈な風に体を砕かれる。
6.不喜処(ふきしょ)
鳥獣を声や鼓で脅かし、殺したものが行く地獄。燃えるようなくちばしを持つ鳥や犬、狐に食われる。
7.極苦処(ごくくしょ)
思うままに殺生を行ったものが行く地獄。常に鉄火に焼かれる。
以下は『往生要集』に登場しないので割愛させていただきます。
それにしても、とんでもなく、恐ろしい世界ですね。私の場合、それこそ地獄めぐりをしないといけない気がします…。さて、この怖気の走る地獄道ですが、始まったばかりです。次は黒縄(こくじょう)地獄を書く予定です。