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仏教はいつまで続くのか?②
前回の「正法」に続いて「像法」と「末法」の話を書きます。
お釈迦様が入滅されて500年間が「正法」でした。
・正しい教え ・正しく修行する僧 ・悟りを開く事が出来る者
以上が三つとも揃っている時代です。では、500年が過ぎ、「正法」が終わるとどうなるのか。次に訪れるのが「像法」の時代です。「ぞうぼう」もしくは「ぞうほう」と読みます。年数に関してはお釈迦様入滅後1000年の後という説もあります。その「像法」時代、「正法」の三つから一つが欠落します。
・正しい教え ・正しく修行する僧
この二つはあるものの、「悟りを開くことが出来る者」がいなくなります。 「像法」の像には「似る」という意味があるそうです。それは「法に似る時代」という意味合いかもしれません。
さて、この「像法」1000年間と言われております。つまり、お釈迦様が入滅されてから1500年後、次の時代がやってきます。「末法」です。読み方は「まっぽう」と読みます。
この「末法」の時代、「像法」から更に一つが欠けます。
・正しい教え
これだけしか残らないとされます。いよいよ、お釈迦様の力がかげり、仏教が消えてしまうようななんとも物悲しい世の中となります。
お釈迦様が入滅されて1500年後から「末法」で、この時代は1万年続くとされます。ですから、2014年現在は「末法」の世となるわけです。
さて、この1万年続く「末法」が終わればどうなるのか。次は「法滅」という時代が来ます。 「正しい教え」も消滅する時代です。
タイトルの問いに答えるのであれば、ここが仏教消滅の瞬間といえるかもしれません。
自らが説いた仏教がやがて、衰退し、消えていく。私が説こうものなら「自分の教えは永久に不滅だ」とか言いたくなりますが、「諸行無常」をお説きになったお釈迦様らしい、考え方かもしれません。
22/09/30
22/09/29
22/09/16
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前回の「正法」に続いて「像法」と「末法」の話を書きます。
お釈迦様が入滅されて500年間が「正法」でした。
・正しい教え
・正しく修行する僧
・悟りを開く事が出来る者
以上が三つとも揃っている時代です。では、500年が過ぎ、「正法」が終わるとどうなるのか。次に訪れるのが「像法」の時代です。「ぞうぼう」もしくは「ぞうほう」と読みます。年数に関してはお釈迦様入滅後1000年の後という説もあります。その「像法」時代、「正法」の三つから一つが欠落します。
・正しい教え
・正しく修行する僧
この二つはあるものの、「悟りを開くことが出来る者」がいなくなります。
「像法」の像には「似る」という意味があるそうです。それは「法に似る時代」という意味合いかもしれません。
さて、この「像法」1000年間と言われております。つまり、お釈迦様が入滅されてから1500年後、次の時代がやってきます。「末法」です。読み方は「まっぽう」と読みます。
この「末法」の時代、「像法」から更に一つが欠けます。
・正しい教え
これだけしか残らないとされます。いよいよ、お釈迦様の力がかげり、仏教が消えてしまうようななんとも物悲しい世の中となります。
お釈迦様が入滅されて1500年後から「末法」で、この時代は1万年続くとされます。ですから、2014年現在は「末法」の世となるわけです。
さて、この1万年続く「末法」が終わればどうなるのか。次は「法滅」という時代が来ます。
「正しい教え」も消滅する時代です。
タイトルの問いに答えるのであれば、ここが仏教消滅の瞬間といえるかもしれません。
自らが説いた仏教がやがて、衰退し、消えていく。私が説こうものなら「自分の教えは永久に不滅だ」とか言いたくなりますが、「諸行無常」をお説きになったお釈迦様らしい、考え方かもしれません。