明日からお盆会です

明日から当山光明寺にて、三日間計八座のお盆会が厳修されます。

先だってからのご連絡の通り、新型コロナの蔓延防止の為に予約制にし、法要時間を短くし、

法話を割愛した法要でございますが、どうぞよろしくお願い致します。

お盆会に先立ちまして、お盆の短い話をさせて頂きます。

お盆の法要の折、「うらんぼんえ」という言葉を使います。

「うらぼんえ」とは何か？　とのご質問がありましたので、手短にお伝えさせて頂きます。

結論から申し上げますと「お盆」のフルネームだと考えて頂ければ幸いです。

漢字では「孟蘭盆会」と書き「うらぼんえ」と読みます。会は「え」と読み、法要を表します。

「孟蘭盆」はインドの言葉（※１）で「ウランバナ」の音を写したもので、「倒懸」と訳します。

さかさまに吊るされるという少し怖い意味になります。

私が聞いた話で申し訳ありませんが、さかさまに吊るされると上下が逆になり、思い通りに体が動かせなくなります。

そこで、思い通りにならない様を表しているとのことです。

なぜ、思い通りにならないか。それは次回でお伝えできればと思います。

※１　インドの古語ともいうべき、サンスクリット語です。当時の文語体として知られており、逆に口語体はパーリ語であったと聞いております。ただ、言語に関しては非常に複雑であるため、諸説があります。ちなみにウランバナは「ullmbana」とアルファベットで表記します。