語感

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昔のブログ

2016/07/12 語感

 古い高僧と呼ばれる方々の文章を読んでおりますと、非常に語感がよく、ついつい何度も読み直してしまいたくなることがあります。宗祖である親鸞聖人の文章は特に言葉の発音にまでこだわられているように思える場所がいくつもあったりします。また、和歌に長けておられた一休さんも、非常に親しみやすいお言葉を残されておられます。

 

 教えとは全く関係ないと言えばそれまでですが、読んでリズムのいい文章はそれだけで楽しいものです。特に日本には古くから詩を楽しむ習慣がありますので、非常に奥深いものがあります。

 

 話は飛びますが、この語感、海外の言葉でもその言語その言語、独特の発音があり、面白く感じます。英語などは非常に身近ですので、あまり特別に感じませんが、1、2、3にしても色々とあります。

 

 アン、ドゥ、トロワ(フランス語)ウーノ、ドゥーエ、トレ(イタリア語)イー、アル、サン(中国語)

 

 と、非常に面白いのです。(カタカナ表記で本来の発音が伝わらず申し訳ありません)

 

 仏教を勉強しておりますと、インドの言葉がいくつも出てまいります。このインドの言葉、発音してみると中々心地よかったりします。

 

 ウッダカ・ラーマ・プッタ(お釈迦さまの師の一人)
 ウルヴェーラ・カッサパ(お釈迦さんの弟子の一人)
 パクダ・カッチャーヤナ(六師外道の一人)
 チャンドラキールティ(中観派の僧の名前)

 

など、ちょっと声に出してみると楽しいかもしれません。ちなみに余談ですが、日本のアナウンサーの方々が言いたくない言葉が「高速増殖炉」「手術中」「馬術部」などだそうです。早口言葉みたいですね。

 

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