お釈迦さま⑨少年時代

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お釈迦さま⑨少年時代

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2015/11/18 お釈迦さま⑨少年時代

 ルンビニでお生まれになったシッダールタ(お釈迦さま)ですが、誕生の後、わずか七日で母、マーヤーはこの世を去ります。そして、シッダールタの乳母として、マーヤーの妹である、マハー・プラジャーパティがお世話をされます。

 

 お釈迦さまの幼少期の頃の伝説はそれほどありませんが、文武両道であったといわれ、アシタ仙人が予言した世界の王となる素質をいかんなく発揮されていたようです。シッダールタの指南役をして「もう私にお教えできることはありません」と言わしめたといわれています。(申し訳ありませんが、名前を失念してしまいましたので、また調べて記載致します)

 

 ところが、文武両道であったお釈迦さまでしたが、母親を失った心の傷は中々癒えなかったようです。恐らく、自分の所為で母は他界したのだという自責の念もあったのでしょう。城の中では一人で考え込むことが多かったそうです。また、鳥が庭の虫を食べる姿を見て、命の無常さを学んだとも言われています。

 

 シュッドーダナはシッダールタを王にするべく教育し、シッダールタもその神童ぶりを発揮します、しかし、水面下では、世の無常に対する思い、疑問、それらが渦巻いていた少年時代を歩まれたと言われています。

 

※マハー・プラジャーパティー

 

 サンスクリット語で「マハー・プラジャーパティー」
 パーリ語では「マハー・パジャーパティー」

 

 お釈迦さまの生母であるマーヤーの妹。マーヤーの死後、シュッドーダナの正妃となる。後に出家する、スーランダ・ナンダを出産している。一説ではお釈迦さまの生母とも言われるが、前述の説が一般的。
 出家後は、女性僧侶たちを導く優秀な僧となったと言われている。

 

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