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日没無常偈②
さて、日没無常偈の内容の部分を少しだけご説明させていただきます。(文章は浄土真宗聖典の注釈版、七祖偏、往生礼賛より抜粋しております)
諸衆等聴説日没無常偈(しょしゅとうちょうせつにちもつむじょうげ) ・もろもろの衆等聴け。日没の無常偈を説かん。
人間怱怱営衆務(にんげんそうそうようしゅうむ) ・人間は怱怱(そうそう)として衆務を営み、※1※2
不覚年命日夜去(にかくねんみょうにちやこ) ・年命の日夜に去ることを覚えず。
如灯風中滅難期(にょとうふうちゅうめつなんご) ・灯の風中にありて、滅すること、期(ご)しがたきがごとし。
忙忙六道無定趣(もうもうろくどうむじょうしゅ) ・忙忙(もうもう)たる六道に定趣(じょうしゅ)なし。※3※4※5
ざっと訳しますと、
諸々の人々、聴きなさい。これより日没の無常偈を説きます。 私たち人間は慌しく日々のつとめに追われあるあまり、日々がすぎさり、寿命が短くなっている事に気がつかない。 それは、まるで風の中の火が、頼りなく、いつ消えるか分からないのと同じである。 慌しく六道を巡っても落ち着く場所などありはしない。※6
というような内容になります。次回は、残り後半を記載させていただきます。
註
※1 怱怱(そうそう)・・・・・・慌しい様子 ※2 衆務(しゅうむ)・・・・・・日々の務め ※3 忙忙(もうもう)・・・・・・慌しい様子 ※4 六道(ろくどう)・・・・・・地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の六つの迷いの世界。 ※5 定趣(じょうしゅ)・・・・落ち着く場所 ※6 訳は、資料などを参考にしたもので、何かの文献から抜粋したものではありません。
22/09/30
22/09/29
22/09/16
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さて、日没無常偈の内容の部分を少しだけご説明させていただきます。(文章は浄土真宗聖典の注釈版、七祖偏、往生礼賛より抜粋しております)
諸衆等聴説日没無常偈(しょしゅとうちょうせつにちもつむじょうげ)
・もろもろの衆等聴け。日没の無常偈を説かん。
人間怱怱営衆務(にんげんそうそうようしゅうむ)
・人間は怱怱(そうそう)として衆務を営み、※1※2
不覚年命日夜去(にかくねんみょうにちやこ)
・年命の日夜に去ることを覚えず。
如灯風中滅難期(にょとうふうちゅうめつなんご)
・灯の風中にありて、滅すること、期(ご)しがたきがごとし。
忙忙六道無定趣(もうもうろくどうむじょうしゅ)
・忙忙(もうもう)たる六道に定趣(じょうしゅ)なし。※3※4※5
ざっと訳しますと、
諸々の人々、聴きなさい。これより日没の無常偈を説きます。
私たち人間は慌しく日々のつとめに追われあるあまり、日々がすぎさり、寿命が短くなっている事に気がつかない。
それは、まるで風の中の火が、頼りなく、いつ消えるか分からないのと同じである。
慌しく六道を巡っても落ち着く場所などありはしない。※6
というような内容になります。次回は、残り後半を記載させていただきます。
註
※1 怱怱(そうそう)・・・・・・慌しい様子
※2 衆務(しゅうむ)・・・・・・日々の務め
※3 忙忙(もうもう)・・・・・・慌しい様子
※4 六道(ろくどう)・・・・・・地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の六つの迷いの世界。
※5 定趣(じょうしゅ)・・・・落ち着く場所
※6 訳は、資料などを参考にしたもので、何かの文献から抜粋したものではありません。