仏教の読み方②呉音と漢音

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仏教の読み方②呉音と漢音

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2014/12/08 仏教の読み方②呉音と漢音

 漢字の読み方に関しては、専門的なものを読んだり、学んだりしたわけではないので、間違いがあるかもしれません、と先に断っておきます。

 

 漢字の読み方には大きく分けて、漢音(かんのん)と呉音(ごおん)があるそうです。それぞれ、中国の漢と呉から伝わったとされています。漢音は、北方から(恐らく朝鮮半島を経由したものと思われます)で、呉音は南方から(中国大陸から直接来たものと思われます)だそうです。

 

 実際に先に日本に来たのは呉音だそうですが、文化的にしっかりと伝わったのは漢音とされます。ところが、日本人は律儀にも先に伝わった呉音の発音を中心にしたとされます。

 

 発音違いは以下のとおりです。

 

世界
【呉音】せかい
【漢音】せいかい

 

仏説阿弥陀経
【呉音】ぶっせつあみだきょう
【漢音】ふっせつあびたけい

 

似ていますが若干違います。また、一般的な読み方も呉音と漢音が入り混じっているそうで、考えてみると面白いかもしれません。

 

尚、浄土真宗のお経は普段は呉音ですが、漢音で読む「かんのんよみ」と呼ばれる読み方があります。雰囲気が違うので、お聞きなったら、面白いかもしれません。

 

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