六道⑨地獄“焦熱”

光明寺

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六道⑨地獄“焦熱”

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2014/06/26 六道⑨地獄“焦熱”

 地獄道の六つ目は“焦熱”(しょうねつ)地獄”といいます。

 

前回と同じく箇条書きに致しますと

 

1.八大地獄の六つ目の地獄が“焦熱(しょうねつ)地獄”という。※1

 

2.大叫喚地獄の下にある。(距離は不明です)※2

 

3.“焦熱地獄”の縦横の長さは等活地獄と同じで、広さも同じである。※3

 

4.罪人たちは熱鉄の上に横にならされ、同じく熱鉄の棒で叩かれ、肉団子のようになる。

 

6.また鉄の鍋の上で焼かれてしまう。

 

7.この地獄の炎に比べれば、前までの地獄の火は雪のように感じる。

 

8.殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語に加え、邪見のものがこの中に落ちるとされる。

 

9.小地獄があり、全身を火に焼かれる「分荼離迦(ふんだりか)」や「闇火風(あんかふう)」などがある。

 

10.焦熱地獄の一日一夜は、人間世界の93億4400万年に相当し、16000年間の寿命がある。つまり、5京4568兆9600億年の間、この地獄にいることになる※4

 

 次は第六の地獄、「焦熱地獄」です。

 

以下は註です。

 

※1
 『往生要集』に「六に焦熱地獄といふは」とあります。

 

※2
 『往生要集』に「焦熱地獄といふは、大叫喚の下にあり」とあります。

 

※3
 『往生要集』に「縦広、前(大叫喚地獄)に同じ。」とあります。

 

※5
 『往生要集』に「人間に1600歳をもって他化天(たけてん)の一日一夜となして、その寿万六千歳なり。他化天の寿をもって一日一夜となして、この獄の寿またしかなり」とあります。

 

等活地獄同様、計算は概算です。また、勘違いや、計算の間違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください。尚、参考は『浄土真宗聖典注釈版 七祖編』です。

 

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