仏教はいつまで続くのか？①

　なんとなく、意味深なタイトルですが、仏教は読んで字のごとく仏様の教えであります。この仏様とはお釈迦様、釈尊を指しておりますので、お釈迦様の教え、と言っても過言ではありません。

　およそ2500年前にお釈迦様がお説きになった仏教。様々な形に変化しながら、時には時代に即し、時には政治に反しながら、今日まで続いてまいりました。最近は仏教離れという言葉にもあるように、ここ百年ほどでなくなってしまうのではないか、と懸念される方もあります。

　お釈迦様はこのような事態を予見されていたのか、このような言葉を残されておられます。

　「正法」「像法」「末法」です。

「正法」とは「しょうぼう」と読むそうですが、「しょうほう」と濁らない読み方もあるそうです。
諸説はありますが、お釈迦様が入滅されてから、500年の間をそう呼びます。（1000年という説もあります）
どのような時代かと申しますと、以下の三つが揃っている時代だそうです。

・正しい教え
・正しく修行する僧
・悟りを開く事が出来る者

つまりは、お釈迦様の言葉が正しく守られ、その影響がしっかりと強くある時代であると言えるでしょう。

さて、では時代が下っていくとどうなるのか。次は「像法」「末法」を書いてまいります。