今思う、仏教について

　ホームページが新しくなってから、私（住職）のとりとめのない日常の雑記ばかりで
辟易されておられる方も多いのではないでしょうか（笑）
　このサイトはお寺のサイトですから、仏教の事も勿論、書かせていただきます。
ただ、住職の未熟や思い違い、取り違いで誤った記事を載せてしまったり、後に
訂正する事も多々あると思います。
　ご意見等、ございましたら、ご遠慮なくご一報下さい。

　前置きが長くなりましたが、自分なりに仏教というものを考えてみますと、
子どもの自分から父親に「気づかせて頂くのが仏教や」と言われてまいりました。
　私は「何に？」と疑問を持っていましたが、そのうち分かることだろう、と
考えておりました。

　最近、娘二人と遊びながら思うのことがあります。いわゆる、命の不思議についてです。
自分が生きているのが当たり前、存在するのが当たり前を考えていましたが、
もしかして、そうではないのではないか。という考えがよぎります。
　まだ、考えがよぎっただけですが、この瞬間、気づかせて頂いたのだと感じました。
娘の姿を通して、私の命に気づかせて頂いたわけです。

　気づくというのは、自分からしようと思って出来るものではありません。
いくつかのご縁や、気づかせていただく土壌があって、初めて気づくのです。
気づかない状態からいくら頭を捻っても、そう簡単に気づく事はないでしょう。

　思うに、その「気づき」の土壌を私の中につくっていく事が仏教の一つ、
大事な事柄のような気がいたします。

　と、大げさな事を考えてはいますが、命の不思議について、気づいただけで
その先にはとてもとても（笑）
　ですが学んでいけば、その先の気づきにも逢うご縁があるのではないかと、
少し楽しみにしております。

光明寺　住職　釋要真